導入
自作PC組みたいと思っても、どうパーツを選んだらいいか分からないなんてこと、ありませんか??
自作PC組んでみたいけどなんか難しそう、ハンダゴテとか使うのかな?と思ってたりしませんか??
よく言われますが、自作PCはプラモデルを作るより簡単です。
パーツの選択さえ間違えなければ、嵌められるところに嵌る様に接続していくだけで完成します。
(大抵のものは、間違えて接続しようとしても接続できないようにしてあります。)
そこで私の独断と偏見で、私なりの自作PCのパーツ選定方をお教えしたいと思います。
みなさんも自作erの仲間入り、しませんか?
(前書き) 自作をするメリットについて
昨今ではBTOで購入しても値段もそこまで高くないどころか自作PCより安かったりします。
保証等も考えたらBTOで買うののが安心ですし、もちろん配線なども綺麗です。
実際一番安いパーツを選んで組んだ場合、同じ程度の性能でBTOより安く組めはしますが、
安いパーツを選んだ分、信頼性もBTOのものよりも低くなる事もあります。(電源、ケース等)
それでも自作をする理由は、
- 自分で目的に沿ってパーツを柔軟に選ぶことができる
- 自分で組み立てることができる
- 自分で修理するスキルが身につく
- PCの仕組みについて少し詳しくなれる
- (自作PCを通しパーツに詳しくなり)部品ごとにアップグレードしPCを長く使える
- ロマン
- 機械を弄りたい
などだと思います。
”どうしても自作したい”という気持ちがなく、単にPCがほしいだけという理由であれば、
自作PCでなくBTOのほうが満足度が高いかもしれません。
それでも自作を行うという思い・理由があれば自作が最適でしょう。
”どうしても自作がしたいんだ”という方、あなたはもう立派な自作erです。
すみません、長々と話しましたがパーツ選定に入ります。
パーツ選定スタート
PCパーツを決める際には、色々と考慮する必要がある項目がありますが、
今回は以下の流れで決めていこうと思います。
- パーツを選ぶ上での前提条件を決める
- 予算を決める
- パーツを選ぶ
1ステップ目
前提を決める
前提条件は以下の2つです。
- 目的
- ブラウジング・オフィス
- ゲーム
- DTM(音楽制作)
- 動画編集・画像編集
- その他開発、サーバ用途など
- 何を重視するか
- 性能 : 値段は気にせずとにかくこだわりたい(静音性、小型化、見た目、処理性能…)
- 値段 : とにかく安く組みたい
- 電力消費:とにかく省電力に
- 拡張性:色々なものを接続したい、たくさんデータを保存したい
- コスパ : 値段と性能をバランスよく
※上記は一例です、該当しないこともあるかもしれません。
目的について
目的はPCを組み立てる動機でもあり、一番大事な柱です。
まずは将来も含めそのPCで何がしたいのかを考えましょう。
できるだけ具体的であればあるほどよいでしょう。
- ???のゲームを???fpsぐらいで、4kでプレイしたい
- fullHDの動画を???個ほど使用し編集を行い、動画の制作を行いたい
- ???ぐらいのスペックのVirtualMachineを???台同時に動かしたい
目的が定まれば、必要なスペックと妥協点がはっきりします。
それによりおおよその金額も見えてきます。
何を重視するかについて
自作PCはこだわろうと思えば際限なくこだわることができ、
お金を掛けようと思えばどれだけでも掛けることができます。
- 見た目が大事なのか
- 性能さえ良ければ見た目は何でも良いのか
- どんな性能が必要なのか
- どこまでなら妥協できるのか
自分の中で軸となる、自作PCの価値基準を決めます。
その中で自分にとっての価値を最大に、かつ値段を最も抑えられるパーツを選んでいきましょう。
2ステップ目
予算を決める
2つの要素が決まったら次に予算を決めましょう。(上を見ると際限がありません。)
ここでの予算はPCに対する予算です、周辺機器の値段は別で考えてください。
お金に余裕があり、お金をいくらでもかけれる方はスキップして構いません。
例として、上で上げた例について最低どれぐらいの予算が必要なのか目安を挙げます。
- ブラウジング・オフィス利用
- 松:10万~
- 竹:7万~
- 梅:3万~
正直これは普通に自作PCを組むのであれば自作には向いていないかと思います。
ブラウジングやオフィスのみの利用であればそこまで性能は必要ありません。
ミニPCが3万程度で買える現在、同じぐらいの性能をそれ以上の値段を出して組む、
止めはしませんが賢くはない気がします。
何か見た目や拡張性、機能性で拘る理由があれば全然ありですね。
松:マクロをたくさん利用したハードワーク、同時に大量のウィンドウを開く
竹:そこまでハードではないがそれなりに利用、できるだけ快適に使いたい
梅:軽い閲覧や編集程度、稀に若干止まっても特に気にしない
ぐらいのイメージです。
- ゲーム
- 松:20万~
- 竹:15万~
- 梅:10万~
自作PCの一番のボリューム層はおそらくゲーマーですね、かくいう私もゲーマーの一人です。
ゲーミングPCはGPUが必要なので少なくとも最低10万はかかると思ってください。
GPUがないとゲームを本格的にはできません。(最近のiGPUも結構すごいみたいですが)
せっかくPCでゲームするならやはり綺麗なのが良いでしょう。
松:大抵のゲームがfullHD最高設定でヌルヌル(140fps~)、4kでもプレイできる
竹:大抵のゲームがfullHD高設定でヌルヌル(120fps~)、4kだとちょっと厳しい
梅:大抵のゲームがfullHD中設定あたりでプレイできる(60fps~100fps)
大体これぐらいの値段かと思います。
最適化できていないゲームや飛び抜けて重いゲームであったり、4k120fps~を目指す場合は
もっとお金を掛けなければいけないです。
逆にValorantや2Dゲーム等、軽いゲームをやりたいのであれば、
もっと安く済ませることができるでしょう。
やりたいゲームの推奨環境を参考に、どの程度の性能があればいいかを見計ってください。
- DTM(音楽制作)
- 松:15万~
- 竹:13万~
- 梅:10万~
メモリをよく食います、またCPUの性能が重要です。
GPUは不要(最低限映れば十分)だと思います。
ストレージ周りや拡張性(Thunderbolt対応など)が十分だと安心ですね。
すみません、私は俄DTMerなので、松、竹、梅が具体的にどれぐらいかをお伝えできません。
今使っているゲーミングPC(数年前のハイエンド)の性能で、不満は感じませんでした。
- 動画編集・画像編集
- 松:25万~
- 竹:20万~
- 梅:10万~
メモリ、CPU、GPUすべて必要です。
GPUがなくてもできますが、GPUがあると圧倒的に処理が早いです。
(エンコードだけであればiGPUで早く処理できたりします。)
松:動画のエンコードや変換、軽い動画編集(対象がfullHDで、多少処理が重くても気にしない)
竹:fullHD動画の編集が快適にできる、RAW画像の現像ができる
梅:4K動画の編集が快適にできる、RAW画像の現像が快適にできる
素材のデータを保存するストレージがたくさん必要になるでしょう。
ストレージ周りの拡張性には気をつけたほうが良いですね。
- その他開発、サーバ用途など
用途次第でピンキリなので、なんとも言えません。
あなた自身が何が必要なのかを一番わかっているはずです。
簡易サーバ用途や簡単な開発程度であれば、3万程度で十分ですが、
CPUやGPUをたくさん使うもの、メモリもたくさんとなると値段も20万以上はかかるでしょう。
※上記はあくまで一般的な例です、用途によって変わる場合があります。
不安な場合にはその道の先輩にどのようなPCが最適なのかを聞くのが手っ取り早いです。
お金を気にしないのであれば、全部載せという選択肢もあります。
3ステップ目
パーツ選定
パーツの選定方法はPart2で書きたいと思います。